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年収・評価

転職で給料は上がる?20代後半・30代前半の実際と確かめ方

2026年版公開 2026.09.25転職指南 編集部

先に結論

20代後半・30代前半では、転職で賃金が増えた人はおよそ半数です。ただ、減った人もいるので、動く前に自分の相場を確かめておきましょう。

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この記事の目次
  1. 20代後半・30代前半で、転職して賃金が増えた人はおよそ半数
  2. 30代前半は、20代後半より賃金が減った人の割合が高い
  3. 辞める前に、自分の相場を確かめる3つの方法
  4. 想定の例で考える
  5. 次の一歩は、今の給与を内訳に分けること

今の会社にいても、給料はあまり上がりそうにない。転職すれば上がるかもしれないと思って求人を眺めても、「もし下がったら」と考えると、応募のボタンが押せない。

今の年収で暮らしが回っているからこそ、下がるのは怖いものです。動けないのは、あなたが慎重すぎるからではありません。

この記事では、年代ごとに賃金が増えた人と減った人の割合を見たうえで、辞める前に自分の相場を確かめる方法をまとめます。

20代後半・30代前半で、転職して賃金が増えた人はおよそ半数

国の調査では、2025年の1年間に転職した人について、前の職場と比べて賃金がどう変わったかをまとめています。25〜29歳と30〜34歳の結果は、次のとおりでした(出典:厚生労働省「雇用動向調査」令和7年 表6)。

前の職場と比べた賃金 25〜29歳 30〜34歳
増えた 49.8% 48.6%
変わらない 25.0% 20.8%
減った 23.9% 29.0%

どちらの年代でも、賃金が増えた人はおよそ半数で、3つの中ではいちばん多くなっています。一方で、減った人も25〜29歳でおよそ4人に1人います。転職すれば必ず上がる、というわけではありません。

表の数字は、何円増えたかではなく、人数の割合です。合計が100%にならないのは、賃金の変化が分からない人(不詳)も含めて集計しているためです(出典:厚生労働省「雇用動向調査」令和7年 表6の注)。

30代前半は、20代後半より賃金が減った人の割合が高い

25〜29歳と30〜34歳を比べると、賃金が増えた人の割合はほぼ同じです。違いが出ているのは、変わらない人と減った人の割合です。

賃金が減った人の割合は、25〜29歳で23.9%、30〜34歳で29.0%でした。30〜34歳では、転職した人のおよそ10人に3人です。

30代前半は、賃金が減った人の割合が20代後半より高くなっています。動く前に、自分の相場を確かめておきましょう。相場を知らないまま動くと、提示された条件が相場より低くても気づかずに、内定を受けてしまうおそれがあります。

辞める前に、自分の相場を確かめる3つの方法

ここでの相場は、今の職種と経験で、ほかの会社がどれくらいの賃金を出しているかです。確かめ方は次の3つです。どれも、今の会社に在籍したままできます。

  • 求人票で、同じ職種・近い経験の求人の給与を見る:今と同じ職種で、自分と近い経験年数を求める求人を5件ほど選び、月給の下限と上限を書き出してください。1件だけでは、その会社の事情なのか相場なのかが分かりません。
  • 基本給・残業代・手当・賞与を分けて比べる:求人票の月給には、固定残業代が含まれていることがあります。賞与も「年2回」「前年実績」など、書き方が求人ごとに違います。今の自分の給与も、基本給・残業代(固定残業代を含む)・その他の手当・賞与に分けて書き出すと、求人と同じ物差しで並べられます。固定残業代が何時間分の残業にあたるかと、月の労働時間の目安も一緒に書き出してください。月給が同じでも、働く時間が長ければ、1時間あたりの賃金は下がります。
  • 面談で、自分の経歴での相場を聞く:求人票の給与は幅で書かれていることが多く、自分にいくら提示されるかまでは分かりません。転職エージェントとの面談では、「今の経歴だと、提示される年収はどのくらいの幅になることが多いですか」と聞いてみてください。幅で返ってきたら、下限の額でも暮らしが回るかを確かめておきましょう。

求人の給与と、自分の経歴での相場が分かれば、「転職したら上がるか」という漠然とした不安が、「この条件なら今より上がる」「この条件なら下がる」という具体的な判断に変わります。

想定の例で考える

以下は、考え方を見せるための想定の例です。

例:31歳・法人営業。年収が5年ほど横ばいで、転職を考え始めた。下がるのが怖く、求人を眺めるだけで止まっていた。

同じ職種で、経験5年前後の人を求める求人を5件見ると、月給が今より高く見えるものが3件あった。ただ、内訳を見ると、3件のうち2件は固定残業代を含んだ額で、基本給は今とほぼ同じだった。残りの1件は、求人票に書かれた残業時間の目安が、今の職場より長かった。

面談で経歴での相場を聞くと、「今と同じか、少し上」という答えだった。

→ この人は「転職すれば上がる」とは考えないことにしました。月給や基本給だけで決めず、残業代・賞与の条件と労働時間も並べて比べ、そのうえで在職中に応募する求人を選びます。条件に合う求人が見つからなければ、先に今の会社で次の昇給の時期と条件を確かめます。

次の一歩は、今の給与を内訳に分けること

今週のうちに、給与明細と賞与の明細を出してください。今の給与を、基本給・残業代(固定残業代を含む)・その他の手当(どれも月額)と、賞与(年額)に分けて、1行で書き出してください。月の労働時間の目安も添えておきましょう。

この1行があれば、求人票を見るときも、面談で相場を聞くときも、同じ物差しで比べられます。

内定が出たあとに、2社の条件を並べて比べる方法は、内定2社で迷ったときに条件を比べる方法にまとめています。

年収を上げたい自分の相場を知りたい

この記事の図解

参考にした統計・資料

  • 厚生労働省「雇用動向調査」令和7年 表6
  • 厚生労働省「雇用動向調査」令和7年 表6の注

数字は、出典の定義(誰の数字か・いつの数字か)のまま使っています。計算した数字には「計算の例」と書いています。編集方針