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転職のタイミング

転職活動の期間は平均どれくらい?辞める前と後で国の調査を比べる

PR2026年版公開 2026.10.30転職指南 編集部

先に結論

厚生労働省の2025年の調査の表には、転職活動の期間の平均が載っていません。代わりに、辞めてから探し始めた転職者の56.3%が、離職から入社まで4か月以上空いていました。

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この記事の目次
  1. 国の調査にあるのは、期間の平均ではなく、始めた時期と入社までの空き
  2. 辞めてから探した人は、半数以上が入社まで4か月以上空いている
  3. 在職中に始めた人の約半数が、辞める3か月以上前から動いている
  4. 自分の期間を見積もる手順と、当てはまらない人
  5. 33歳・営業職の場合に当てはめると

転職活動は、いったい何か月かかるのだろう。仕事は続けたいけれど、だらだら長引くのは避けたい。いつ辞めるかも決めたいのに、目安が分からない。

調べると「平均3か月」という数字がよく出てきます。ただ、その3か月が誰のどの期間なのかまで書いてある記事は、あまり見かけません。

この記事では、国の調査で、転職活動を辞める前に始めた人と辞めてから始めた人の入社までの空きを比べ、自分の転職活動の期間を見積もる手順をまとめます。

国の調査にあるのは、期間の平均ではなく、始めた時期と入社までの空き

検索で出てくる「平均3か月」は、編集部が確かめた記事では、国の調査の数字から概算したものか、出典のない目安でした。2025年の国の転職者実態調査(個人調査)の表で、活動の時期について分かるのは、次のことです。

  • 前の会社を辞める前に、転職活動を始めたか。始めたなら、辞める何か月前だったか
  • 前の会社を辞めてから、今の会社に入るまで、何か月空いたか

活動を始めた日から内定が出た日までの長さを、直接聞いた数字ではありません。転職者の25.4%は辞めてから活動を始め、71.7%は在職中に始めています※1。

つまり、2025年の国の調査から言えるのは「活動の期間は何か月」ではなく、「いつ始めた人が、入社までどれだけ空いたか」までです。

辞めてから探した人は、半数以上が入社まで4か月以上空いている

同じ調査の第27表で、前の会社を辞めてから入社までの空きを、活動を始めた時期で分けて見ます。数字は、それぞれの人を100とした割合です。

活動を始めた時期 空きなし 2か月未満 2か月以上4か月未満 4か月以上 うち10か月以上
辞めてから ― 20.1% 21.9% 56.3% 21.6%
在職中 31.2% 48.5% 8.8% 9.1% 2.9%

(2か月未満と4か月以上は、調査の区分を編集部が足した数。空きの長さが不明の人は表に入れていない。「―」は、原本でも数字が無い所)※2

辞めてから活動を始めた人は、56.3%が入社まで4か月以上空いていて、10か月以上空いた人も21.6%います。在職中に始めた人で4か月以上空いたのは9.1%です。

だから、辞めてから探す人は、4か月分の生活費では足りない前提で備えるほうが安全です。4か月未満で入社できたのは、約42%(20.1%+21.9%、編集部の計算)にとどまります。ただし、これは活動の長さそのものではありません。休養や手続きのために、あえて空けた人も含まれます。また、すでに転職できた人だけの数字で、まだ活動中の人は入っていません。

在職中に始めた人の約半数が、辞める3か月以上前から動いている

在職中に活動を始めた人は、いつから動いていたのでしょうか。年齢別に見ます。

年齢 在職中に始めた人(その年齢の転職者に占める割合) そのうち辞める3か月以上前から始めた人
25〜29歳 72.6% 49.6%
30〜34歳 73.5% 50.2%
35〜39歳 74.8% 49.3%
40〜44歳 80.5% 56.8%

(「そのうち辞める3か月以上前から始めた人」の列は、在職中に始めた人を100とした割合で、調査の区分を編集部が足した数)※3

25〜39歳では、どの年齢でも約半数が、辞める3か月以上前から動いていました。この範囲では、年齢によって動き出す時期が大きく違うという数字は出ていません。ただし、年齢別の人数は表に無く、活動の長さそのものも調査にありません。「30代は長くなる」かどうかは、この調査だけでは言えません。

自分の期間は、年齢より、いつ始めるかで見積もるほうが、調査の数字に合います。

自分の期間を見積もる手順と、当てはまらない人

次の順で見積もってください。

  1. 辞めたい日を決める。入社したい月から考えるなら、その前の月の末日を仮の辞める日にする。決めきれなければ、仮の日でよい
  2. 働きながら進める人は、辞める日の3か月前を、応募を始める仮の日にする(在職中に始めた人の約半数がこの時期より前から動いていた、という数字に合わせた編集部の置き方で、3か月で決まるという意味ではない)
  3. 辞めてから探す人は、今の貯金が生活費の何か月分かを先に数える。辞めてから探した人の半数以上は4か月以上空いているので、4か月分では足りない前提で備える
  4. 応募を始める日から辞めたい日までの間に、予定の入る時期(繁忙期・賞与の支給日・長期休暇)がないか、カレンダーで確かめる
状況 国の調査の目安 見積もりの置き方
働きながら 在職中に始めた人の約半数(25〜39歳)が、辞める3か月以上前から動いている 辞めたい日の3か月前を、応募を始める仮の日にする
辞めてから 4か月以上空いた人が56.3%、10か月以上が21.6% 貯金が生活費の何か月分かを、辞める前に数える。4か月分では足りない前提で備える

次の人は、読み方を変えてください。

  • 40〜44歳の人:在職中に始めた人が80.5%で、そのうち辞める3か月以上前から動く人は56.8%と、25〜39歳より少し多くなっています(編集部の計算)。早めに動く人が多い年代と読めますが、これも転職できた人だけの数字です
  • 契約社員や、契約の更新時期が決まっている人:契約が終わる日が辞めたい日になるので、その3か月前から逆算する

33歳・営業職の場合に当てはめると

以下は、想定の例です。

例:33歳・営業職。雇用の期間の定めはない。担当する取引先の大型案件が9月末で終わるので、9月30日を退職日にしたい。就業規則では、退職の申し出は退職日の1か月前まで。貯金は生活費の3か月分。

→ この人は、9月30日の3か月前の6月30日を、応募を始める仮の日にします。6月中は職務経歴書を書き、求人を調べるところまでにします。働きながら探すので、退職日は内定を承諾してから決めます。内定が出ないまま8月末が近づいたときは、辞めてから探す道もありますが、辞めてから探した人の半数以上は4か月以上空いています。貯金は3か月分なので、足りないおそれが大きいです。そのため、8月31日(申し出の期限)までに内定が出なければ、辞める時期を後ろにずらすかどうかを、応募を始める前に自分で決めておきます。

今日のうちに、通帳とカードの明細から1か月の生活費を出し、今の貯金がその何か月分かを数えてください。働きながら探す人も、内定が出ないまま辞める場合に備えて、同じ数を出しておきましょう。空く期間の生活費の数え方は、辞めてから転職するなら貯金はいくら?で確かめられます。

出典・注記(3件)

※1 厚生労働省「令和7年転職者実態調査」個人調査 第26表 ↩

※2 厚生労働省「令和7年転職者実態調査」個人調査 第27表。全年齢。2か月未満は「1か月未満」と「1か月以上2か月未満」の合計、4か月以上は「4か月以上6か月未満」から「10か月以上」までの合計 ↩

※3 厚生労働省「令和7年転職者実態調査」個人調査 第26表。構成比2の、辞める「3か月以上6か月未満」から「2年以上」までの合計 ↩

数字は、出典の定義(誰の数字か・いつの数字か)のまま使っています。計算した数字には「計算の例」と書いています。編集方針

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