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転職のタイミング

4月入社の転職はいつから?求人が多い月と、入社日から逆算する予定表

PR2026年版公開 2026.10.06転職指南 編集部

先に結論

4月1日に入社するなら、内定は2月中旬までに受けたいので、求人は11月中旬までに調べ始め、応募は12月から1月上旬に始めましょう。1月は求人が大きく増える月ではないので、年明けを待たずに年内に準備を済ませてください。

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この記事の目次
  1. 1月は、求人より仕事探しの申し込みが増える月
  2. 4月1日の入社から逆算した予定表
  3. 4月入社にこだわらないほうがよい人
  4. 例:10月に、4月入社を目指すと決めた人
  5. 次の一歩は、退職の申し出の期限を確かめること

来年の4月から、新しい会社で働きたい。年度の区切りで移れたら、気持ちも切り替えやすい。そう思って調べると、「1月から動けば間に合う」という記事もあれば、「秋から準備を」という記事もあって、いつ始めればいいのかが決まらない。

年度末の仕事を抱えたまま、応募や面接、退職の話まで3月に間に合わせられるのか。考えるほど、動き出す日を先に延ばしてしまいます。

この記事では、国の統計で求人が多い月を確かめたうえで、4月1日の入社日から逆算した予定表をまとめます。

1月は、求人より仕事探しの申し込みが増える月

厚生労働省の統計で、ハローワークに出された正社員の新規求人を、2023〜2025年の3年分、月ごとに見ました。季節による増減をならしていない実数を3年で平均し、月の平均と比べた差は、次のとおりでした※1。

  • 1位 10月:月の平均より6.7%多い
  • 2位 1月:月の平均より5.3%多い
  • 最も少ない月 11月:月の平均より5.1%少ない

2位の1月でも、求人は月の平均より5%ほど多いだけです。求人の数は、月によって大きくは変わっていません。

一方、同じ統計で、在職している人がハローワークに仕事探しを申し込んだ件数(パートタイムの仕事を探す申し込みを除く)は、1〜3月をならすと月の平均の約1.2倍でした※2。

どちらもハローワークの数字で、転職サイトや人材紹介会社だけに出ている求人とその利用者は入っていません。転職サイトの求人が、同じ動きをするとは限りません。

よく言われる「1月から仕事を探す人が増える」は、ハローワークの申し込みの件数にも表れています。1月は、求人が大きく増える月というより、仕事探しの申し込みが増える月です。

だから、求人の多い月を待って動き出す必要はありません。応募を始める月は、入社日から逆算して決めましょう。年明けに動き出す人より先に、年内に準備を済ませておけば、1月は応募と面接に時間を使えます。

4月1日の入社から逆算した予定表

逆算の目安にするのは、マイナビが2025年に転職した正社員に聞いた調査の、次の2つの数字です※3。

  • 内定から入社まで:平均48.5日(在職中に転職した人)
  • 転職を考え始めてから内定まで:「3カ月未満」が70.0%

平均の48.5日を48日として数えると、4月1日の48日前は2月12日です。内定を受けたいのは、2月中旬までということになります。

転職した人の7割は、考え始めてから3カ月未満で内定を受けています。そこで、2月中旬から3カ月さかのぼった11月中旬を、求人を調べ始める目安にします(編集部の計算)。年が明けてから調べ始めると、2月中旬までは1カ月半ほどしかなく、余裕のある段取りとは言えません。

2027年4月1日(木)に入社する場合の予定表は、次のとおりです。

時期の目安 やること 目安にしたこと
11月中旬まで 求人を調べ始め、職務経歴書を書き始める 考え始めてから内定まで、3カ月未満の人が70.0%
12月〜1月上旬 応募を始める。書類選考で通らない会社も見込んで、何社かに出す 応募から内定の承諾まで、企業の平均で約1カ月(30.2〜31.5日)
2月12日ごろまで 内定を受け、労働条件の書面を確かめてから承諾する。入社日は4月1日で相談する 内定から入社まで平均48.5日。4月1日の48日前が2月12日
承諾したらすぐ 直属の上司に、退職を口頭で申し出る 就業規則の申し出の期限より前
2月下旬〜3月中旬 引き継ぎを終え、最終出社日を迎える 引き継ぎの日数は、担当業務の一覧から見積もる
最終出社日の翌日〜3月31日 残りの有給休暇を使う 最終出社日のあとに使った有給休暇は、平均12.3日
3月31日(水) 退職日 入社日の前日
4月1日(木) 入社 ―

表の有給休暇の平均12.3日は、在職中に転職した人の平均で、有給休暇を使わなかった人も含みます※3。応募から内定の承諾までの日数は、企業の中途採用担当者が答えた、WEB面接と対面の面接の2つの平均です※4。

表の日付は、次の3つを就業規則と給与明細で確かめてから、自分の日付に置き換えてください。

  • 退職の申し出の期限:「退職日の2カ月前まで」と書かれている場合、2カ月前の1月31日は日曜日なので、1月29日(金)までに申し出ましょう。調べ始め・応募・内定の日付を、半月ほど早めてください。
  • 有給休暇の残りの日数:残りが多いほど、最終出社日は早くなり、引き継ぎに使える日は短くなります。
  • 冬の賞与の支給日と支給の条件:支給日と比べるのは、申し出の日ではなく退職日です。支給日が退職日の3月31日より前なら、「支給日に在籍していること」が条件の会社でも、この予定のまま条件を満たせます。支給の条件は会社ごとに違うので、就業規則や賃金規程の賞与の項目で確かめてください。

4月入社にこだわらないほうがよい人

入社を5月か6月にずらすと、応募から内定までの時期は、2月から4月ごろになります。ハローワークの正社員の新規求人を2023〜2025年の平均で見ると、2月は月の平均より1.2%多く、3月は月の平均とほぼ同じ、4月は0.4%多いだけでした。入社の月を1〜2カ月ずらしても、選べる求人の数が大きく変わるとは限りません。

次のどれかに当てはまる人は、4月1日に合わせる前に、入社の月をずらす案と比べてください。

  • 3月から5月にかけて、担当している仕事の締め切りが続く人(決算を担当する経理など):3月に引き継ぎの時間を取りにくく、最終出社日を早められません。締め切りが終わる時期に退職日を置き、そこから表と同じように逆算してください。
  • 3月31日より後に、手に入るものが決まっている人(夏の賞与、4月の昇格など):3月31日に辞めると、手に入らないことがあります。賞与の支給条件を就業規則で確かめ、退職日を後ろに置いた場合と比べてください。
  • 年が明けてから転職を考え始めた人:4月1日に間に合わせようとして、労働条件を確かめないまま内定を承諾しないでください。入社日は、内定の返事をするときに転職先と相談しましょう。1月下旬に考え始めたなら、6月の入社を目安にしてください。

例:10月に、4月入社を目指すと決めた人

以下は想定の例です。日付は、2027年4月1日に入社する場合で考えています。

30歳・システムエンジニア。10月に、4月入社を目指そうと決めた。就業規則には、退職は1カ月前までに申し出ること、賞与は支給日に在籍する人に支給することが書かれていた。冬の賞与の支給予定日は12月10日。

→ この人は、11月から求人を調べ始め、12月上旬に職務経歴書を仕上げて応募を始めます。上司に申し出るのは、内定を承諾した2月中旬です。賞与の支給日の12月10日は、退職日の3月31日より前なので、この人は予定を変えずに「支給日に在籍」という条件を満たせます。

次の一歩は、退職の申し出の期限を確かめること

今週のうちに、就業規則で「退職の申し出の期限」を確かめ、有給休暇の残りの日数と合わせて、表の日付を自分の日付に書き換えてください。書き換えた表のうち「求人を調べ始める日」は、手帳かカレンダーに書き込んでおきましょう。

就業規則がどこにあるか分からないときは、総務や人事に「就業規則はどこで見られますか」と聞きましょう。この質問なら、辞めることを伝えずに聞けます。

4月に動くかどうか自体をまだ迷っているなら、転職のタイミングは今か半年後かを確かめる方法で、待つ意味があるかを先に確かめられます。

出典・注記(4件)

※1 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」第10表の実数から、編集部が計算 ↩

※2 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」第23表の実数から、編集部が計算。2023〜2025年の平均 ↩

※3 マイナビ「転職動向調査2026年版」2025年実績 ↩1 ↩2

※4 マイナビ「中途採用状況調査2026年版」2025年実績 ↩

数字は、出典の定義(誰の数字か・いつの数字か)のまま使っています。計算した数字には「計算の例」と書いています。編集方針

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