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転職の基本

転職エージェントの面談で聞くこと

転職を決める前でも使える質問リスト

2026年版公開 2026.09.25転職指南 編集部

先に結論

転職エージェントの面談は、応募を決める場ではなく、自分の年収の相場と選択肢を知る場です。聞くことと断り方を準備して行き、応募するかどうかは持ち帰って決めましょう。

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この記事の目次
  1. 転職した人の多くは、会社に在籍したまま動いている
  2. 面談の目的を先に伝えれば、応募は持ち帰って決められる
  3. 面談で聞くことのリスト
  4. 面談に行った場面で考える(例)
  5. 次の一歩は、聞くことを1枚のメモにすること

転職エージェントに登録してみたものの、面談の日程を決める段になって手が止まる。まだ転職すると決めていないのに、面談で求人を次々に勧められたら断れないかもしれない。そう思うと、面談の予約を先延ばしにしてしまう。

転職すると決めていなくても、面談は使えます。むしろ、決めていないからこそ、決めるための材料を集める場として使えます。

この記事では、面談で聞くことのリストと、応募を急かされたときの断り方をまとめます。

転職した人の多くは、会社に在籍したまま動いている

マイナビが2025年に転職した人に聞いた調査では、74.3%が、前の会社に在籍したまま転職していました。また、転職を考え始めてから内定までの期間は、約7割が「3カ月未満」でした(出典:マイナビ「転職動向調査2026年版」2025年実績)。

転職した人のおよそ4人に3人は、会社を辞めずに次の職場を探していたことになります。在籍したまま進めれば、面談で相場を聞いたあとも、今の会社の給与を受け取りながら落ち着いて考えられます。

もう1つの数字からは、転職した人の約7割が、考え始めてから3カ月たたずに内定を得ていたことが分かります。動き始めると、思っているより早く話が進むかもしれません。

だからこそ、最初の面談で相場と選択肢を聞いておきましょう。聞いた答えが、そのあと求人を見るときの物差しになります。

面談の目的を先に伝えれば、応募は持ち帰って決められる

面談で応募を勧められると、断りにくく感じることがあります。その面談で何を持ち帰りたいのかを先に決めておけば、相手が用意した話の流れに乗らずに済みます。

そのうえで、面談の最初に「今日は相場と選択肢を知りたい」と伝えておけば、応募の話は面談のあとで考えられます。面談の場で応募を決める必要はありません。

面談では、あなたの経歴や、転職を考えたきっかけも話題になります。そのときは「まだ転職すると決めていません」と、正直に伝えてください。先に伝えておけば、応募を前提にしない話がしやすくなります。

面談で相場を聞いた結果、今の会社に残ると決めてもかまいません。それも、面談で集めた情報をもとにした、立派な判断の1つです。

面談で聞くことのリスト

面談の前に、次の4つをメモにして持っていきましょう。

聞くこと 聞き方の例 答えで分かること
今の経歴での年収の相場 「今の経験だと、年収はどのくらいの幅で提示されることが多いですか」 今の年収が、外から見て高いか低いか
応募できる求人の幅 「今の経験で応募できる職種や業界は、どこまでありますか」 同じ職種のほかに、選べる道があるか
内定までの期間の目安 「応募してから内定まで、どのくらいかかることが多いですか」 在籍したまま進めるときの予定の立て方
配属先の上司や評価制度の確かめ方 「配属先の上司が見ている部下の人数や、評価の面談の回数は、どの段階で確かめられますか」 入社の前に、職場の中身をどこまで確かめられるか

年収の相場は、1つの数字ではなく幅で聞いてください。幅で聞けば、今の年収がその幅のどのあたりにあるかが分かります。

答えを聞いたら、「どの職種で、どのくらいの経験を求める求人を基にした金額ですか」とも確かめてください。基にした求人が分かれば、その金額が自分の経歴に当てはまるかを判断できます。

内定までの期間の目安を聞いておくと、面接の時期を今の会社の繁忙期と重ならないように調整したり、退職日を賞与の支給日より後に置けるかを見通したりできます。

配属先の上司との相性は、入社する前には確かめにくいものです。確かめられるのは評価の仕組みのほうなので、どの段階で何を聞けるかを先に知っておきましょう。

応募を急かされたときは、次のように伝えてください。

「今日は、今の経歴での相場と、応募できる求人の幅を知りたくて来ました。応募するかどうかは、今週中に自分で考えてから連絡します。」

その場で返事を求められても、「応募するかは持ち帰って考えます」と伝えれば十分です。

面談のあとも連絡が続いて負担になるときは、「しばらくは自分で求人を見ます。応募したい求人が見つかったら、こちらから連絡します」と伝えてください。連絡の頻度も、あなたの都合で決めてかまいません。

面談に行った場面で考える(例)

例:29歳・法人営業。辞めるとはまだ決めていないが、給与が上がらないことに不満がある。

面談で年収の相場と求人の幅を聞くと、今の経歴で提示される年収の幅は、今の年収より少し高いと分かった。同じ営業職のほかに、営業の経験を生かせる企画職の求人もあると分かった。

面談の終わりに2社への応募を勧められたが、「今週中に考えて連絡します」と伝えて持ち帰った。

→ 年収の相場が分かったので、この人はエージェントに「今は応募しない」と今週中に連絡し、まず来月の評価面談で昇給の条件を聞きます。その答えと面談で聞いた相場を並べてから、応募するかを決めます。

次の一歩は、聞くことを1枚のメモにすること

面談の予約を入れる前に、スマホのメモに次の2つを書いておいてください。

  • 聞くこと4つ:年収の相場、求人の幅、内定までの期間、上司や評価制度の確かめ方
  • 応募を急かされたときの断り方の一言

面談の日は、そのメモを見ながら1つずつ聞いていきましょう。聞いた答えは、その日のうちにメモの横に書き足しておきましょう。

面談で聞いた答えは、今の会社に残るか、動くかを比べる材料になります。動く時期を決めかねているときは、転職のタイミングは今か半年後かを確かめる方法で、待つ意味があるかを確かめられます。

エージェントが不安自分の相場を知りたい

参考にした統計・資料

  • マイナビ「転職動向調査2026年版」2025年実績

数字は、出典の定義(誰の数字か・いつの数字か)のまま使っています。計算した数字には「計算の例」と書いています。編集方針